新神戸周辺おすすめレストラン/神戸北野ホテル・アッシュの感想

新神戸駅は、新幹線の全列車が停車する主要駅。新幹線の駅と言えば、都会の中にあるイメージがあるかもしれませんが、新神戸駅の北側には六甲山、南側には市街地が広がっています。


周辺には素敵なお店がないように見えますが、少し足を延ばして駅の西側方面へ向かえば、神戸観光のメインスポット・異人館街が広がっており、神戸でも人気のお洒落なカフェや有名レストランが多数あります。


こちらでは、異人館街の中にある高級フレンチレストラン、神戸北野ホテルのフレンチレストラン・アッシュ（Ash）を利用した感想を紹介しています。

神戸北野ホテルってどんなところ？

神戸北野ホテルは、オーベルジュと呼ばれる宿泊設備があるレストランです。厳選された地元の食材を使った料理が提供されるオーベルジュでは、自然豊かな郊外や地方にあることが多いのですが、神戸北野ホテルは繁華街から徒歩圏内となっており、アクセスが便利。市街地から約5kmで海と山に到達する神戸ならではの土地柄が活かされた都会の中のオーベルジュと言えますね。



神戸北野ホテルは、メイン観光スポットの異人館街の中にあります。異人館街とは、明治の開国ごろに多外国の方が移り住んでいた場所で、現在も伝統的建造物群・洋風住宅（いわゆる異人館）がたくさん残っています。北野の異国情緒豊かな雰囲気が港町神戸のイメージとよく合うことから、神戸を代表する観光スポットにもなっています。



神戸異人館は、新神戸駅、三宮駅、元町駅という神戸市内の主要駅からいずれも徒歩15分程度となっており、異人館街を散策しながらホテルに向かうのも楽しいと思います。



神戸北野ホテルは、”世界一の朝食”が食べられるレストランとして全国的にも知名度が高く、せっかく神戸に来るなら北野ホテルに宿泊しようという方も多数おり、憧れのホテルとして頻繁に名前が挙げられるホテルです。


神戸北野ホテルでは、宿泊しなくてもレストランのみの利用も可能となっています。誕生日や記念日など特別な日に利用される方も多く、地元神戸でも大変人気となっています。

神戸北野ホテル/アッシュに行った感想 ランチがお得

神戸北野ホテルには、宿泊者以外も利用できるレストラン「イグレック」と「アッシュ」があります。


世界一の朝食で有名な「イグレック」は、光と緑が差し込むテラスの様な開放的なレストランですが、「アッシュ」はイグレックとは雰囲気がやや異なる高級感溢れるレストランです。 「アッシュ」のお料理の特徴は、フレンチの定番であるバター・生クリームをほとんど使用せず、素材のうまみを最大限に引き出すよう調理しされていることです。口当たりがとても軽やかで、「水のフレンチ」とも呼ばれています。手間暇かかった本格的なフレンチレストランなので、もちろんお値段は決してお安くはないのですが、ディナーと比較するとランチはお値打ち。しかも、ランチでもフルコースを利用することができます。


こちらでは、ランチに行った感想を紹介しています。



アッシュのドレスコードはセミフォーマルとなっていますので、Tシャツ、ハーフパンツ、サンダルなどカジュアルな服装で入店することはできません。10歳未満不可という年齢制限もあります。皆さん気合が入っていますので、是非お洒落してお出かけくださいね。



前菜は、春の明石鯛と蕪のマリネです。鯛と蕪の細切りが焼いた蕪の薄切りで包まれています。自家製カラスミをトッピングされていて味のアクセントになっていました。レモン風味でさっぱりと頂けます。


新鮮な真鯛の素材が活かされた味わいで、地産地消を意識している神戸北野ホテルならではの一品ですね。



よく見るとフレンチカトラリーで有名な”Laguiole tradition”が使われていたりして、見えるところはもちろん、こんな細部にまでこだわっているんだなーと感心してしまいました。



前菜、2品目もお魚です。低温調理された温かい鰆と焼き椎茸でした。トッピングは椎茸パウダー、椎茸ソースをからめていただく、椎茸尽くしの一品です。添えられたベビーリーフと牛蒡のフリットが爽やかさと香ばしさのアクセントを加えてくれました。



スープは、エスプーマ仕立て（ふわふわのムース状になります）のジャガイモのポタージュスープです。ポタージュスープとコンソメスープが2層になっているという手の込みよう。深めのお皿で見た目よりもボリュームがありました。


エスプーマ特有の気泡はふわふわがなくなってもそのまま。添えられたポテトのスティックもバター味で、バター好きには溜まりません。



パンは生地がしっかりとしていて噛み応えがあり、料理のソースとよく合います。パンはおかわりも可能です。



メインは、厳選牛フィレ肉のポアレです。丹波産の黒豆のフライが添えられていました。



焼き具合が絶妙でお肉はさすがの柔らかさです。お肉には、テールの濃厚なソースが敷かれていました。甘めのソースがお肉の味を引き立ててくれます。



選べるデザートは王道の‟砂漠のバラ”を選びました。‟砂漠のバラ”とは、テュイルという薄いチョコレートクッキーにチョコレートアイスクリームを挟んだデザートで、神戸北野ホテルで有名なスイーツの1つです。オレンジ丸ごとのソースの上にのせられています。



チョコレートの濃厚さとオレンジの酸味がよく合います。甘いのですが、甘すぎず、絶妙のおいしさ！！美しいのはもちろんですが、サクサクと潰しながらアイスクリームとソースを絡めて食べるのも楽しいです。



食後の飲み物は紅茶や珈琲が選べます。



お茶菓子として、マカロン、チョコレート、フィナンシェが一口サイズで小さなお皿にのせられて出てきました。



総合的な感想としては、旬の素材を活かしたあっさりしたお料理が多く、とてもおいしくいただきました。また、味も見た目もひと手間も二手間もかけてくださるお料理が多かったような気がします。高級な雰囲気と高級ホテルらしいおもてなしでゴージャスな気分になりました。とはいえ、格式ばった堅苦しい雰囲気でもないので、緊張せずにお料理が楽しめると思います。

画像引用：Yahooトラベル


神戸北野ホテルのアッシュは、ランチ9,500円～、ディナー19,000円～となっています。ちなみに、世界一の朝食が食べられるイグレッグでの宿泊なしで朝食利用は8,600円～です。高級ホテルのレストランということで、なかなかのお値段となっていますね。


ただし、神戸北野ホテルに朝食夕食付きのプランで宿泊すれば「世界一の朝食」とディナーを含み、2人利用で一人当たり27,000円程度になるというリーズナブルな日もあります。コスパを考えると最安値の日やセールを狙って宿泊した方がお得かもしれません。早割りやポイント利用、交通費+宿泊費とのセットプランなども使えば、さらにお得になりますので是非検討してみてくださいね。

神戸北野ホテルへのアクセス/三宮・元町からはバスが便利

三宮駅、元町駅からはいずれも徒歩15分程度となっています。歩けない距離ではありませんが、駅からホテルまでずっと登り坂になっていますので、履きなれた靴で向かってくださいね。パンプスなどで向かう場合は、タクシーかバスの利用をおすすめします。



三宮駅、元町駅の駅前から出ている7系統の市バスに乗車すれば、バス一本で到着します。神戸北野ホテルの最寄りのバス停、山本通3丁目からは徒歩一分です。市バス7系統は、神戸駅➡元町駅➡三宮駅などの主要駅を経由する市バスです。神戸北野ホテルへのアクセスの他、観光のためにも活用するととても便利です（神戸市：7系統 停留所一覧）。


神戸北野ホテル/トラベルガイドに記事が掲載されました

神戸北野ホテルへのアクセス/新神戸から徒歩かタクシーで

新神戸から神戸北野ホテルまでは徒歩15分程度となっています。坂などがありますが、異人館を散策しているうちにあっという間に到着します。北野ホテルは異人館の中に溶け込んでおり、想像していたよりもこじんまりとしていたため、初めて来た時は、北野ホテルを気が付かず通りすぎてしまいました。



北野ホテルまで慣れてしまうと遠くは感じないのですが、初めての場合はタクシーが便利かもしれませんね。新幹線新神戸駅の改札階にタクシー乗り場があります。タクシーが次々来るので、とても便利ですよ。

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