神戸観光におすすめ お洒落でレトロなカフェ&レストラン


西洋文化の影響をうけて発展した神戸。市内には明治から大正時代・昭和初期にかけて建てられた当時を思わせる歴史的建造物が多数残されています。中には、素敵なカフェやレストランとして気軽に利用できるものもあります。


こちらでは、歴史的建造物で食事ができる神戸のカフェやレストランを紹介しています。


訪れるだけでも楽しい雰囲気抜群あるカフェですが、是非、おいしい食事を楽しみながらゆったりとした時間をお過ごしください。





TOOTH TOOTH maison15th/神戸旧居留地の一番古い異人館レストラン


TOOTH TOOTHはパティスリー、レストラン・カフェを展開する神戸生まれのお店で、神戸市民ならみんな知っているという有名店です。三宮やハーバーランドなど主要スポットにいくつもの店舗を構えるお店ですが、その中でも一押しは、”TOOTH TOOTH maison15th”。 こちらでは、「旧神戸居留地十五番館」という歴史的建造物でアフタヌーンティーやランチ、ディナーを楽しむことができます。



「旧神戸居留地十五番館」は、神戸に残る最も古い異人館で、1880年(明治13年)頃に完成しました。もともとは、米国領事館として使われていた建物でしたが、1989年に国の重要文化財に指定されました。いかにも神戸の異人館らしいコロニアル様式の洋館で、観光客の方にも人気。建物の前で撮影をしているの方も珍しくありません。また、結婚式の前撮りや2次会などにも利用される方も多く、地元でもとても人気があります。



ランチやディナーも人気ですが、特にアフタヌーンティーは人気があります。写真はアフタヌーンティ、二人前となっています。スコーンやクッキー、スフレチーズケーキ、ガトーショコラ、マドレーヌなどなど、、、見た目にもカワイイおいしいお菓子がティースタンドに並びます。



一番上の段には、甘くないチーズやサーモン、プルプルのゼリーなどが並んでいます。しょっぱいものや爽やかな味で甘いケーキの味が際立ちます。


春はイチゴ、秋は栗など、アフタヌーンティーは季節によってメニューが異なります。予約時にメニューをご確認ください。



週末にはかなり混むため、順番待ちになることもありますので、予約は必須。また、アフタヌーンティーではなくスイーツが目的の方も、夕方に行くと売り切れていたりすることもあるようです。



注意点は、小学生未満は入店できないこと。また、バリアフリー対応とはなっておらず、入店する際には数段の階段があり、お手洗いも2階にあります。この点は、建物の古さを考慮すると致し方ないところなのかと思います。



「旧神戸居留地十五番館」のすぐそばで、貴重な土木遺産を見ることができます。横浜と並び西洋式下水道としては日本最古で、明治5年に竣工されたものですが、その一部は、現在でも雨水の排水用に使われているとこと!!2002年に土木学会選奨土木遺産に、2004年に国登録有形文化財に登録されています。旧居留地の第十五番館すぐ横の歩道に公開されていますので、是非ご覧くださいね。


神戸市HP:旧・居留地下水渠



”TOOTH TOOTH maison15th”は、旧居留地という神戸を代表するおしゃれな場所にあります。歴史的な建築が数多く残る居留地では、百貨店や高級ブティック、カフェなどが並び、通りを歩いているだけでも、楽しいですよ。



冬はルミナリエのイルミネーションもきれいです。


詳細はこちらTOOTH TOOTH maison 15th


神戸北野旧ムーア邸/マキシムドパリのナポレオンパイが名物 白亜の異人館カフェ


神戸北野異人館街にある旧ムーア邸はすぐ隣にあるラインの館を建築したドレウェル夫人が設計した洋館で、1898年に創建されました。白を基調としたコロニアル様式の建造物で”白亜の異人館”とも呼ばれています。



ムーア一族の方々が100年以上使用されていたため、これまで一般公開されなかったのですが、2020年にカフェとしてオープンしました。



ムーア邸では、サンドイッチや季節のパフェなども楽しめますが、多くのみなさんのお目当ては看板メニューとなっている”イチゴのミルフィーユ”。現在は閉店してしまった銀座の高級レストラン「マキシム・ド・パリ」の復刻版ナポレオンパイをムーア邸で食べることができます。



想像以上に大きなサイズのミルフィーユは食べ応え抜群で、バニラビーンズ入りのクリームとバターが香るサクサクのパイ生地とイチゴの組み合わせもとてもおいしいです。内装も素敵で、特に窓際の席は写真映えすると人気となっています。



「マキシム・ド・パリ」のナポレオンパイが味わえるのは、東京・銀座の THE GRAND GINZA とこちらの旧ムーア邸だけということもあり、観光客の方だけでなく地元でもとても人気。この周辺をよくお散歩しているのですが、いつ見ても行列ができています。土日祝の予約は不可となっていますので、平日に予約して来店するのがおすすめです。また、雨の日なら行列がないので狙い目ですよ。



イチゴのミルフィーユはテイクアウトすることもできます。お土産に買って行きたいという方は、前日の19時までに予約をしてくださいね。



フロインドリーブ/教会を改装した神戸の有名カフェ


フロインドリーブは、1924年(大正13年)創業。名古屋の「敷島製パン」の初代技師長でもあった初代ハインリッヒフロインドリーブ(Heinrich Freundlieb)が中山手に開店した本格的ドイツパンとお菓子のお店です。現在は、三代目ヘラ社長夫妻にゆかりのある1929年築の旧神戸ユニオン教会をリノベーションして店舗にしています。



こちらのカフェは、1999年登録有形文化財の登録を受けており、カフェ自体が有名な観光スポットでもあります。一階は、お店になっていて、おいしいドイツパンやクッキーなどのお土産が購入できます。入り口を入ってすぐの階段を上ると2階がカフェとなっています。



お店のアーチ状の入り口は、レンガ敷きの通路のようになっていています。レンガ敷きの通路の先には、小さな中庭があります。訪れた方はぜひ、こちらのお庭も楽しんでくださいね。



こちらのカフェでは、教会の礼拝堂を改装した開放的な吹き抜けの空間で、ゆったりランチやティータイムを過ごせます。



サンドイッチはどれもボリューム満点で見た目も綺麗。



特にクリスマスの時期には、クリスマス仕様に模様替えいるので、とてもキレイです!!





スターバックス神戸北野異人館店/日本の登録有形文化財がスタバに!!


北野坂沿いにある白とグリーンのコントラストが爽やかな建物が、スターバックスコーヒー神戸北野異人館店です。こちらの建物は1907年(明治40年)に建設された木造2階建ての住宅で、国の登録有形文化財に指定されている歴史的建造物です。



100年以上前の国の登録有形文化財でスタバが味わえるのは、日本ではここだけということもあって、たくさんのお客様が訪れる人気観光スポットとなっています。100年前の家具や床、壁が残っており、木のあたたかみを感じられる店内となっています。



スターバックスのロゴは、この店舗のために作られた木製の特注品です



建設当初はアメリカ人のM.J.シェーが所有していましたが、のちにNHK朝の連続テレビ小説「風見鶏」の主人公のモデルとなったドイツパン職人ハインリヒ・フロインドリーブさんが所有者となり、さらにその息子のフロインドリーブに受け継がれたため、「旧フロインドリーブ邸」とも呼ばれています。



阪神・淡路大震災で壊滅的な被害を受け、取り壊される予定となっていましたが、神戸市が所有者から建物の寄贈を受けたうえで解体・保管した後、2001年に現在の場所に再建されました。そして、2009年からは「スターバックス神戸北野異人館店」として営業しています。






【御影公会堂食堂】地元の不動産屋さんおススメ オムライスがおいしい老舗洋食屋さん


御影公会堂(東灘区御影石町4)は、1933(昭和8)年に建設された阪神モダニズムを感じさせる曲線と直線が混ざり合った印象的な建築で、映画「火垂るの墓」にも登場しました。戦災、震災を乗り越えた奇跡の御影公会堂は、国の登録有形文化財に登録されています。





【御影公会堂食堂】は、御影公会堂が建設された1933(昭和8)年創業の老舗洋食レストランです。神戸で住む場所を探している時に、この周辺を案内してくださった不動産屋さんから「オムライスが絶品なので、是非!!」と紹介されました。


早速訪れてみたものの、食堂がありそうな雰囲気ではなかったので、初めて訪れたときは、私が間違えたのかと思いました(笑)。一緒に連れてきた主人に「ごめんね~」と謝りながら、半分諦めて入っていきましたが、無事食堂を発見。地下が食堂になっていたんですね。


内装はとてもレトロで雰囲気があり、ちょっとタイムスリップしたような不思議な感覚を味わいました。さすがは地元に詳しい不動産屋さんに教えていただいただけあって、地元ではかなりの有名店で、お昼時は、少々混雑します。客層は少々年齢層が高めの常連さんっぽい方が多く落ち着いた雰囲気です。


私は、オムハヤシを注文しました。一緒に行った主人は、ビフカツセットを。オムライスが有名ですが、実はお店の売りはデミグラスソースということで、創業当初から引き継がれてきた味だそうです。


注文してからちょっと待ちましたが、期待を裏切らないオムライスがでてきました。味は王道の洋食屋のオムライスで、昔ながらの薄い卵タイプ。ころんとしたフォルムがとても美しい!!


私は、リニューアル前に訪れたので、少々建物が傷んでいる印象を受けましたが、現在は、リニューアルされています。口コミによるとリニューアル後も、レトロないい雰囲気とのことです。


詳細はこちら御影公会堂食堂




国の登録記念物 ・日本庭園にある【レストラン 相楽】【相楽園パーラー】


神戸市中央区にある「相楽園」は、神戸市の都市公園で唯一の日本庭園です。



敷地は、なんと19,566m2。大きな門をくぐれば、市街地にあるとは思えないほどの広くて美しい日本庭園が広がっています。



相楽園内には、広大なお庭を眺めながら、食事ができると評判のレストランとカフェがあります。結婚式場として使用されているだけあって、スタッフさんの接客が一流ホテルのそれです。


カフェ【相楽園パーラー】では、ランチ、スイーツなどがとてもリーズナブルな価格で楽しめます。こちらは、予約必須ではありませんが、結婚式場としても用いられているため、臨時クローズという場合もありますので、事前確認をおススメします。席の予約はアフターヌーンティーのみ可能です。【相楽園パーラー】では、テーブル席、テラス席がありますが、おススメは、テラス席です。庭園を目の前にお茶休憩ができます。



【レストラン 相楽】は、もともとは、神戸市の迎賓館として建設された相楽園会館をリニューアルしているというだけあってかなり格式の高いレストランです。ランチ、ディナーともに完全予約制で、兵庫県産を中心に料理長厳選の食材を使用した和・洋食が楽しめます。2階にあるので食事を楽しみながら、美しい四季に彩られた6000坪の庭園を見渡すことが出来ます。広い個室でゆったりできると口コミでも評判。特別な日のお祝いや大切な方もおもてなしなどで利用される方が多いようです。


詳細はこちら 完全予約制の格式高いレストラン THE SORAKUEN レストラン 相楽【完全予約制】

気軽に立ち寄れるカフェ 相楽園パーラー


神戸のおいしいグルメの紹介・リンク集


神戸は、古くから西洋文化の流入する日本の玄関口であったことからおいしい洋菓子・洋食が知られていますが、関西人ならではのソウルフードも有名です。また、海と山に囲まれた土地柄、山の幸、海の幸も味わえます。お酒好きの方には、灘のお酒や神戸ワインも楽しめますよ!気になるグルメを見つけたら、グルメ観光もおススメです。

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